18歳〜22歳くらいの大学生・短大生・専門学校生にお薦めの学生カード・クレジットカードに関する記事です。新生活が始まったこの頃、大学生はクレカのニーズが高まっているのではないでしょうか。大学生や短大生(専門学校生)の休みは長いので旅行前や、留学、就活のときなどがクレジットカード選ぶ時期に最適です。本記事は学生カードを中心に、大学生〜高校生、未成年を含む18歳〜20歳、22歳くらいまでの読者の方を対象として書いています。「クレジットカード」「学生カード」と聞くと、審査や親の許可だったり、不安なことも多いはず。

長い記事ですが、ゆっくり読んでいただいて、皆さんの参考になれば幸いです。

本記事は、学生や18歳、19歳、20歳、21歳、22歳の方でクレカ、クレジットカード(最初に持つ学生カード)を検討している人向けに記事を書きました。「ぶっちゃけ、最初に作るべきおすすめクレカは何か?」という単刀直入な質問にも、最後に触れています。学生カードの作り方が分からない、選び方(比較方法)が分からない、入会審査や、未成年でも作れるの?など質問も多く、親の説得が不安といった方の参考になれば幸いです。

長い記事ですが、最終的に筆者が18歳〜22歳向けにお薦めしているカードは「三井住友カードデビュープラス
」です。ぜひご検討ください。



学生のクレジットカードを選ぶポイント

  • 最初にどのカードを使い始めるかが重要
  • 自分のライフスタイルを紙に書きだして、自分に合ったカードを比較・検討する
  • ポイントサービスを正しく理解・活用して、年に1度マイル旅行しよう
  • 海外旅行用カード、交通カードを徹底的に使い倒す
  • カード利用明細を家計簿として活用して、金銭感覚(お金のセンス)を身につける
  • キャッシング機能や、リボ払いは基本的に使わない
  • 半年以上使っていないカードは解約して、身軽になる
  • Apple Payや、Suicaオートチャージ機能など活用する

クレジットカード無しには、生きていけない時代となりました。

ネット通販はもちろんのことながら、海外ではコーヒー1杯の小額決済でもカードを使うことが多いですし、Twitter創業者のJack DorseyがやってるSquareなどカード決済のスタートアップが登場してきました。カード決済は、ますます身近なものになっていくと思います。さらに、スマホアプリや有料ネットサービス、電子書籍などのデジタルコンテンツの普及によって、これからの時代、現金以外の決済手段が必要不可欠です。

本記事の著者は、18歳からの5年間で、10枚ほどのカードを比較・検討しながら使い倒してきました。最初は学生カードの「楽天カードアカデミー」から始まり、現在は「三井住友VISAプライムゴールドカード」「楽天ビジネスカード」「ANA VISA Suicaカード」を使っています。そして最も最近(2014年春)、いいなと思って使い始めたばかりのカードが「リクルートカードプラス」です。

多少なりとも、「同世代」向けには共有できるようなノウハウがある程度たまってきました。金色のステータスカードなどを比較・検討している30代のビジネスマンの方は対象外かもしれませんが、カードをまだ持ったことがない、作ったけどよく分からないといった18歳〜22歳くらいの学生カード検討中の読者のみなさんのために、僕が持ってるアイデアやノウハウを共有したいと思います。

クレジットカードを所有するということは、社会の一員として責任を果たせる、という大前提があります。必ずそのことを念頭においた上で、検討してください。

学生のライフスタイルに合わせたクレカ選び

まず初めてカードを作るとき、「最初に何を選んだらいいか分からない」という声が多いと思います。また、「クレジットカードが怖い」「親の影響で、未成年だから作れない」といった不安もあると思います。

カードを選ぶ基準はいくつかあります。審査基準、ステータス、ブランド、利用限度額、ポイント還元率、カードのデザイン、年会費、会員特典など..おそらく歳を重ねるたびに、その判断基準は変わっていくのだと思いますが、大学生でいきなり限度額やステータスを気にする人は、少ないと思います。

となると、前提として年会費無料だったり、自分がよく愛用しているサービスブランドだったり、若者向けに特化した魅力ある会員特典などでしょうか。また大学生であれば、海外旅行を前提とした保険附帯サービスだったり、紛失・盗難などの保障でしょうか。皆さんは、どんなきっかけでカードを作りましたか?

何を選ぶべきかは、まず 使うシチュエーションをよく考え、紙に書きだしてみましょう

たとえば僕の場合は、交通系カードとして「ANA VISA Suicaカード」を活用しています。Suicaがオートチャージなので、現金できっぷを買う手間がなくなり、電車を1本逃したりしなくなりました。これ1枚で、全日空のフライトの手配もチェックインも簡単です。同時にETCカードも作って、高速道路の決済も一本化しています。僕はシチュエーションを分類し、「交通系」というカテゴリの決済 を一箇所にまとめることで、あとから整理がしやすくしています。ANA VISA Suicaカードは、僕が最も利用頻度の高い1枚で、若い人に限らず、都心で暮らす全ての人にお薦めしたい1枚でした。他にも同様ジャンルで、ソラチカカードなどがあります。

18歳〜25歳が、クレカを使うシチュエーションとしては、

  • ネットショッピング(Amazon、楽天、ZOZOTOWNなど)
  • ネットの有料サービス決済(iTunes/AppStore、アプリゲーム、クックパッドなど)
  • 携帯電話の料金、公共料金の決済(スマートフォン、水道光熱費)
  • 交通における決済(Suicaオートチャージ、新幹線の予約、高速バス予約など)
  • 海外旅行(航空券の手配、現地での決済手段まで)
  • 街での飲食、買い物(洋服、ショッピング、少額決済)

などが考えられると思います。このようにして、自分のライフスタイルと消費行動を簡単に書きだして、自分がどんなときにカードが必要かを考えます。あとから、「いくら使ったか」という計算もしやすく、支出の把握がしやすくなります。一方で、カードを作りすぎると管理が面倒になるため、最初のうちは2〜3枚程度まで厳選して使いこなすのがいいと思います。(僕は、ネット系の決済/街での決済/交通関連の決済と、3枚で使い分けることが多いです。)

この世界にカードは無数にあり、それぞれ特典であったり、得意分野があります。交通系の決済、街のショッピング決済、ネット系サービスの決済など、使うシチュエーションを考えて、比較・検討しながら自分のライフスタイルにあったカードを探しましょう。

学生でもクレカの使い方で年間5万円以上お得になる

まず、クレカ会社がよく言っている「ポイント」ってよくわからないですよね。ポイント期間限定5倍!とか言われても、ただの発行会社の宣伝文句なのか、それが「本当にお得なのか?」分かりません。しかし、きちんと知識として知った上での 2年〜3年の積み重ねは大きい です。20歳を超えてくると、自分の経済的自立を考えていく上で、金銭的なセンス(※ここでは、お金と上手に付き合う「心がけ」のようなものと捉えて下さい。)を身につけるためにも、いろいろと納得いくまで調べる価値はあります。

僕は現在、家賃以外の日常的な支出の60%相当をクレジットカード決済しているため、あまり現金を使わなくなりました。Suicaの普及のおかげで、交通とコンビニはSuicaが附帯したクレジットカード払い、または2016年10月から始まったApple Payを使って、登録してある三井住友カードをiPhoneのアプリを使って、タッチ&指紋認証するだけで決済をしています。

Amazonなどの買い物はもちろんカード決済。スマホ・App Storeなどで買うアプリなどデジタルコンテンツも、事前に登録したカード払い。水道光熱費、スマホの回線費などもカード決済です。

パソコンや海外旅行など、大きな買い物をするときは、もちろんカード決済にすることでポイントが多く貯まります。最近は、スーパーの1500円くらいの買い物、タクシーの初乗り料金730円でも、カード払いを実践しています(スーパーやコンビニでは、3000円や1万円以下はサイン不要/暗証番号不要だったりで現金での会計より早いです。)。

いろいろと工夫をした結果、普通に暮らしているだけで毎月2000〜3000ポイント程度が貯まっていて、ボーナスポイントも合わせると年間で約3万ポイント弱。これ、ANAマイルに交換すると1万5000マイル。ピンと来ない方に、どれくらいの特典かというと、毎年、ANAの国内航空券を2区間(往復)を無料で手配できるものです。(僕はこれで18歳のときから毎年、1人旅でふらっと沖縄いったり北海道いったりしています。)※ ちなみに5万マイルまで貯めればハワイにも行けます。

もしあなたが18歳で大学新入生なら、クレジットカードの還元ポイントをちょっと取り入れたライフスタイルにするだけで(ANAやJALなどのマイレージに交換)、たぶん4年後の卒業旅行で(海外の)国際航空券は無料で手配できるはずです。大事なことなので2回、言います。この記事の内容をちゃんと理解してもらった上で、在学中にクレカ生活を実践していけば、4年後の卒業旅行で(海外)国際航空券は、無料で手配できるはずです。まずは、ハワイなどにいける5万マイル程度を目指してみましょう。

ポイント還元率とは一体何なんだ…!? \(^o^)/

クレジットカード提供会社も差別化のためサービス充実を図っており、それぞれに独自のポイントサービスがあって工夫が凝らされています。ポイント還元率という言葉について、その意味を知っておくとお得です。還元率とは、買った金額に対して付与されるポイントの比率の相場です。平均的には 0.5〜1.0% 程度ですが、僕も使っている「楽天カード」と「三井住友VISAデビュープラスカード」の場合、還元率が 平均1.5%〜3% と言われています(若者に特化していたり、カード発行会社がネット系のためコストを下げて還元率を上げる施策です。)

たとえば5万円の買い物をしたとき、通常は500ポイント(円)ですが、ポイント還元率がそもそも高いカード決済だった場合、最大で1000ポイント(円)と2倍の差が出てきます。知ってるだけで、お得感が全然違いますね。各サービスでポイントを貯めまくったら、次に「ポイント移行サービス」を、フル活用します。僕は三井住友VISAカードの「ワールドポイント」、楽天カードの「楽天スーパーポイント」は、毎月すべてANAマイルに交換しています。楽天2ポイント=ANA1マイルです。つまり月に5万円程度の買い物をすると、3%のポイント還元で1500ポイント=750マイルが貯まる計算です。これで年間で9000マイルになり、ローシーズンは東京−大阪などの航空券が2区間手配できます。もうちょっと使っていれば、1万2000マイルでローシーズンで九州帰省も可能です。

【コラム】あまり知られていませんが、三井住友VISAカードの場合、「ポイントUPモール」を経由してAmazonや楽天、Yahooショッピングで買い物をするとポイント還元率が2倍に引き上げられます。Amazonで普通に買い物しているだけでも、買い物の2%がポイントになっていくので、毎週Amazon使ってる僕には、年間では、結構なポイントが貯まってきます。Apple Storeは期間限定でポイントが3倍です。Macbookのような大きな買い物をするとき、ポイント3倍だと、だいぶお得感が違ってきますね。

学生がクレジットカードを作るべきタイミング

僕は15歳くらいからネットで日常的に買い物をしていたため、未成年の頃にクレジットカードが無いのは不便でした。ネットの買い物は、代引きやコンビニ決済。そこで、高校生でも作れるジャパンネット銀行のデビットカード(クレジットカードとほぼ同じ機能だが、与信=信頼という概念がなく、口座から即引き落とされるタイプ。限度額=預金額で、クレカと同じVISAです。)を活用したりしていました。16歳〜17歳の方は、楽天銀行や、ジャパンネット銀行の口座開設にあわせてVISAデビット機能つきキャッシュカードを発行すると良いです(デビットカードはクレジットカードと同様に使えて、即時口座から引き落とされるのが特徴です)

→【未成年/18歳未満の方】ジャパンネット銀行のデビットカードを見てみる

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学生はクレカ審査に通る? → 本人に収入が無くても大丈夫

私の場合、大学進学(18歳)の時点で、すぐにカードが欲しいと思いましたが、作れるカードは限定されていました。学生がカードを作るためには審査のステップで躓くことが多く、社会的信用も低いです。そのためにクレジットカード各社は、学生向けのカードとして利用限度額が月額10万円〜20万円程度の設定された、いわゆる「学生カード」のラインナップを提供しています。。僕が初めて作った学生カードは、楽天カードアカデミーです。もしいまだったら、三井住友デビュープラスカード・楽天カードアカデミーを2つ作成して使い分けているかもしれません。学生カードにあるものは、未成年でも親のサインがあれば、作ることは出来ます。本人の収入は、学生カードの審査にほとんど関係がありません。悩んだら発行会社に電話してみても良いかもしれません。

あとは大学生になって、海外旅行に行く機会も増えると思いますが、そのときはカードを作るタイミングの一つです。限度額が最低でも20万円以上あり、なるべく保険附帯のものがお薦めです(三井住友VISAカードなどは、海外旅行前に限度額を一時的に引き上げてくれるサービスも提供しています)

少なくとも就職活動のときには、クレジットカードの1枚は持っておいたほうがいいと思います。この時期は社会にでる準備をするときで、収入・支出の管理をしたり、「お金のセンス」を身につけるべき時期であって、自分で金融商品について調べたり、経済的自立のために収支計画を立てたり、家計簿をつけたりする習慣をお薦めしたいです。クレジットカードを含めて、世の中の金融システムがどのようになっているか、知る機会を作ったほうがいいと思います。

そして社会人の1年目、新卒入社のタイミング。将来的にステータスを気にする人は、最初に何のカードを選ぶかが、重要になってきます。出世して高収入を目指してやるとか、起業して成功したいといったタイプの人は、20代で何のクレジットカードを選ぶかもポイントになると思います。上位カードへのアップデートがあるかどうか、をひとつの選択基準にするといいと思います。クレジットカードというのは、信用の蓄積です。3年、5年とかけてコツコツと遅滞なく利用実績を積み上げ、年収も上がると上位カード(ゴールドカード、プラチナカード)の招待状が来たりします。上位ランクのカードは、基本的には年収や勤続年数を前提として、カード実績をもとに招待されないと、手に入れることは難しいです(最近ではゴールドカードも審査は若干甘くなっているようです)。そのぶん年会費も上がったりするのですが、特典も魅力的なものがあります。自分の5年後について想像するのは難しいですが、せっかくなので20代で最初に作るカードから意識し始めると、自分のキャリアアップやステップアップに連動する現実的な目標が出来て、楽しいかもしれません。

三井住友VISAプライムゴールドカード
は、25歳以下で持てるゴールドカードとしては魅力的な1枚で、僕はメインで使っています。ベンチャー企業に勤めている22歳の友人でも審査に通っていました。20代系のゴールドカードは、デザインがダサかったりすることが多いのですが、こちらは個人的にも好きなデザインです。早い段階でステータスも意識していきたい、という方はぜひ検討してみてください。

デザインに優れた20代向けのゴールドカード

クレジットカードのリスク・デメリットについても知っておく

日本では「クレジットカード=リスク」といった親からの教育・慣例があるようで、なかなか経済的に自立した社会人になるまで作らないといった人が多いですが、大学生でも正しく活用することで、日常生活や海外旅行にと、魅力的なライフスタイルを送ることができると考えています。

もしクレジットカードを紛失、盗難された場合はどうしたら良いのでしょうか。特に海外旅行中はとっても不安です。今は、ほとんどのクレジットカード会社で盗難補償があるために、まったくといってほど問題はないと考えていいと思います。紛失や盗難によって悪質に利用されてしまった場合でも、手続きを踏むことで、保障されて全額が返ってきます。カード会社にとっても、会員特典だけでなくて保険やサポートを充実させなければ顧客満足を高められず、生き残れない時代です。10年前と比べると、本当に保証などが充実していることが分かりました。

私も2013年8月にサンフランシスコに一人旅したとき、電車の中にカードケース(クレジットカード3枚や日本の免許証など)を無くしてしまったことがありました。すぐにカード紛失デスク(365日/24時間)に国際電話をかけて、日本人のオペレーターの方に自分の生年月日などを伝えて、カードの利用停止と再発行を行いました。わずか10分程度です。対応していただいたオペレーターの中では、三井住友カードがやはり、もっとも親切だった印象です。

使い過ぎないか心配、という人もいると思いますが、カードには実際に利用限度額があり、それを超えると使えなくなります。(お店で使うとき恥ずかしくないようにしておきましょう。)アルバイト程度の普通の学生では、通常は月額20万円程度しか利用枠はもらえません。クレジットカードに限らず、普段から自分の身の丈以上の支出習慣がなければ普通は問題ありません。まともな金銭感覚があり、パチンコやギャンブルにハマってるような人でなければ、クレジットカードは有効活用できると思います。自分の支出状況を把握できない人は、クレジットカードは持たないほうがいいでしょう。 あくまで個人的な意見ですが、むしろ現金のほうが、「いつ、どこで、何円使ったか」という情報が記録されないため、家計簿の管理が難しいと考えています。

大事なポイントですが、キャッシング機能とリボ払いは基本的には使いません。 キャッシングは、最初から枠を用意しない、または最低額(1万円や3万円)に設定しておきます。リボ払いはカード会社がメール等で利用促進してくるため、便利なサービスだと勘違いをしてしまいますが、あくまで支払いを先延ばしにできるクレジットカードを使った借金です。通常は1ヶ月で引落されるものが半年間に渡って支払うことになるなど、高い利息で損してしまうことになりがちです。最初のうちは、リボ払いは避けましょう。

また、自分のライフスタイルに合わずに使わないことが分かったカードは、躊躇せず、すぐに解約していいと思います。半年以上も使っていないカードを放置していると、どこか気がかりで、すっきりしません。携帯電話とは違って、カードの解約に手数料も違約金もありません。どこのカード会社も、電話1本で解約が可能です。(中には引き止められることもありますが、「最近使わなくなったので、解約します。利用中はとても便利だったので、また大人になったら御社のカードを検討させて頂くつもりです、と一言伝えればOKです。)その後、自分でカードにハサミを入れて個人情報を保護し、破棄します。

【コラム】家計簿としてのクレジットカード明細

ネットサービスで便利な時代になりました。何よりも学生がクレジットカードを持つメリットは、ポイント還元や支払い方法の選択肢の拡大という他に、「いつ、どこで、何に使ったか」という支出記録が蓄積され、ネットで24時間いつでも利用明細を見ることができることだと思っています。カードを2-3種類に絞って使うと、生活支出をすぐに把握することができるメリットがあります。最近流行っているZaimマネーフォワードといった無料の家計簿Webサービスと連携することをおすすめします。

18歳〜22歳の学生にお薦めするクレジットカード5枚

─ 初めての人は、三井住友VISAデビュープラスカードがおすすめ

実は今回、三井住友カードさんとお仕事させていただく機会があり、こちらのPRも踏まえて本記事を書かせて頂きました。「三井住友VISAデビュープラスカード」 は、18歳〜25歳の「初めてカードを持つ人」のために、というコンセプトで最近新しく作られたカードということで、10代や20代の方が使いやすく設計されています。

大学生などの入会を前提としており、年会費が無料になっています。特徴は、ポイントが常に2倍(入会後3ヶ月間は5倍)で、この記事で書いてきたポイント特典生活を送り始めるには,ちょうど良い1枚だと感じました。たとえば大学4年間クレジットカードを使い続けると、ポイント利用で卒業旅行の航空券をタダで手配できるかもしれません。このカードは、26歳になると自動的に上位カードである「プライムゴールドカード」の招待状が届くそうです。また30歳になると、「ゴールドカード」にランクアップすることが約束されています。何よりこのカードは、最高ランクの「プラチナカード」のデザインをモチーフにしていると伺って驚きました。僕は個人的に、学生カードの多くはデザインがダサい!と思って敬遠してきましたが、これはダサくないカードとして、自分も使い始めています。

三井住友VISA デビュープラスカードのお薦めポイント

  • 国内最大手のブランドである信頼感、安心感、ステータスがある
  • 学生のために設計されているから、ほとんどの人のニーズに合っている
  • デザインが悪くない、シンプルでセンスが良い
  • 電子マネー「iD」の事前のチャージ機能で、お買物の際のサインが不要
  • 将来につながるカード(26歳でゴールドカードが持てる)
  • もちろん年会費無料、ポイント還元などお得

1枚目に何を選んだらいいか分からないという方や、クレジットカードは何枚か契約したけど、使いこなせていない、という方は密住友三井住友VISAデビュープラスカードを1枚目にぜひ使ってみて下さい。

三井住友VISAデビュープラスカード以外で、身近な学生カードは、「リクルートカード」「楽天カード」などが上げられると思います。この2つは、Webサービスとして「ホットペッパー」「楽天市場」「じゃらん」など馴染みが深いはずで、2つとも契約しても良いくらいです。リクルートカードは還元率が高く、(※ 2014年4月現在、ホットペッパーからお店をネット予約すると5%還元だったりします。5人で2万円の飲み会だったとして、1000円分のポイントが幹事に入るのはお得ですね)、楽天カードは汎用的な使い道がある、と言えます。ホットペッパビューティーを使ってサロンの予約をしている女子大生は、リクルートカードは1枚あると良いかもしれません。

2枚目以降のクレジットカードを検討している方や、年会費1,500円の安さで海外旅行の保障・交通系カードを求めている方は、ANA VISA Suicaカードをオススメしています。20代でも、バリバリ仕事を始めてちょっとステータスを感じさせるワンランク上のカードを求める方には、三井住友VISAプライムゴールドカード がお薦めです。25歳以下の若い人が持てる金色のカードとしては、国内では最もステータス感のあるカードではないでしょうか?(それなりの飲食店に行くと、普通のクラシックカードよりゴールドカードのほうが接客態度が変わります)

【海外旅行のためのクレジットカードを探している方】

海外旅行では旅行傷害保険の附帯が付いているカードが選択肢に入ると思います。盗難や紛失などのトラブル時に、すごく安心です(僕自身も財布を無くした経験が2回あり、お世話になりました)学生で海外旅行前にカードを契約したいというニーズのある方は、デビュープラスカードではなく、以下の2枚がお薦めです。

  • 三井住友VISAクラシックカード(学生)
    【特徴】海外旅行傷害保険(最高2,000万円)/ ライフ&スポーツ賠償付 自転車保険(任意, 最高100万円) / ショッピング補償(最高100万円)など
  • 三井住友VISAアミティエカード(学生) ※ 満18歳以上の女性で学生の方(高校生は除く)
    女性らしいデザイン / 海外旅行傷害保険(最高2,500万円)/ ケータイ利用料金でポイント2倍 など

ここで紹介しているカードは、数あるカードのごく一部に過ぎず、ユーザーである僕個人の実体験に基づいた感想ですので、皆さんじっくり比較検討して、自分にあったカードを探してみて下さい!

大学生におすすめのクレジットカード比較

楽天カード 三井住友カードデビュープラス
リクルートカード ANA VISA Suicaカード 三井住友VISAプライムゴールドカード
★★★★☆ ★★★★★ ★★☆☆☆ ★★★★☆ ★★★☆☆
18歳〜全世代 18歳〜22歳 18歳〜全世代 20歳〜全世代 22歳〜25歳
1枚目、2枚目〜
ネットユーザーにお薦め
初めてに最適 2枚目〜 2枚目〜
必要に応じて
働き始めてから
ステータス重視
楽天ロゴあり。
デザインは普通
シンプルで正統派 ◎ リクルートロゴあり。年会費がかかる上位カードは、ブラックデザインで ○ 機能性を重視
デザイン性は △
20代ゴールドカードの本命で、ステータスを感じるデザイン ◎
楽天蛇ユーザーはお薦め。ポイントの応用が最も効率的で、紹介キャンペーンもあり。 本記事で紹介。大学生が最初に作るカードとして。「初めてでよく分からない」ときの一択。 ライフスタイル関係の決済(飲食、サロン、旅行など)カテゴリでまとめる、3枚目の選択肢に 全日空(ANA)/スターアライアンス系列の航空会社を使う方、都心に住む人におすすめ 新卒2年目以降などで、収入が安定(年収400万円〜)している方、将来のキャリアを気にする方
ポイント活用できる人は◎ 楽天の経済圏は広く、ドミノピザやTOHOシネマズの映画館でポイントが使えます。ネットで買い物する人はお薦め。 年会費無料で、学生の声を反映して作られた筆者お薦めのカードです。数ある学生カードの中でも、シンプルなデザインで主張しすぎず、クールな印象を与えます。 「リクルートカードプラス」は年会費2100円ですが、「ブラックカラー」のデザイン。所有感もあり、還元率が高いのが特徴です。 私の愛用カードの1枚。交通系カテゴリでまとめています。オートチャージ機能が便利で、ANA国内航空券はカード1枚で搭乗可能。 「Prime」の文字は上品にに表記されており、まさに正統派の三井住友VISAゴールドカードです。ぜひ特別な日のレストランの決済などで。
 公式サイトで
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公式サイトで
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個人的には、「デザイン」で選ぶのも悪いことでは無いと思っています。「今の時代、ステータスなんて。」という声もありますが、実際にゴールドカードが財布に入っていると、仕事を頑張ろうと、身が引き締まります。学生の方はぜひ、デザイン性のあるカードなど探してみてください。

【追記】
2020年11月現在、三井住友VISAデビュープラスカードは入会特典も豊富でおすすめです。学生がクレカを初めて作る場合、審査のことも考えると、検討中の2-3枚を申し込んでも良いかもしれません。(入会金無料であれば、とりあえず申し込んで手元にきて、デザインでシチュエーション別に使い分けたりどうでしょうか。社会人3年目くらいまでは、クレカは4枚以上は持たないことをお勧めします。)