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鶴田浩之の個人ブログ
Labit Inc. founder / Keio Univ, Masui InterfaceTechnology Lab.
Web Application Director, Engineer(Ruby & Ruby on Rails, AngularJS.. etc), Designer and Photographer

[速報] 新しいRetina iMacは、5Kで解像度5120×2880。フルHDより700%、4Kディスプレイより67%解像度が大きく、2499ドルから。

新しい iMac 2014年モデルは、Retina Display に対応。このタイミングを長らく待ってました、本当に。Twitterで書いてましたが思わずブログもエントリー。

5120×2880 Pixelの解像度で、4Kディスプレイより66%大きな解像度で、高精細な写真レタッチや、大きな作業スペースを確保してくれます。

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5120×2880 の解像度、5Dで写真撮る僕としては最高に生産性上げてくれる仕事道具(兼おもちゃ)です。

Labit社では、10月1日からどちらも内装工事中のオフィス2拠点で、今年度にそれぞれ1台ずつは導入したい感じ。価格は USD 2499 〜。30万円以下で一括減価償却するギリギリまでカスタムするつもりです。自宅にも1台導入して、Macbook Proはモバイルマシンになっちゃいそう。

Labit社では、エンジニアとUXデザイナーには最新のiMacでもRetina Macbook Proも支給できるので、RailsとSwiftでの新プロジェクトを一緒に取り組んでくれるエンジニアの方を募集中です(`・ω・´)
http://labit.com/recruit

パズドラとモンハンに抵抗ある人は「ポコダン」(ポコロンダンジョンズ) やってみるといいかも?

grey パズドラとモンハンに抵抗ある人は「ポコダン」(ポコロンダンジョンズ) やってみるといいかも?

今日はポコダンというゲームについて書いてみます! ふだん、他のブロガーさんのエントリーに呼応して自分が記事を書くことは無いのですが、毎日はてなブックマークをチェックしていて、ちょっと気になったので書いてみます。

僕は、パズドラは抵抗があって途中でやめてしまったタイプで、モンハンは、一緒に住んでいる友人の影響があって、昨年3DSで出たMH4でデビューし、MH4Gも1日1時間までと決めて、G級特別高難度までは普通にこなせるミドルゲーマーの23歳です。

物心ついた頃にファミコン世代で、3歳の頃からゲームやってたと母親に聞いてます。小学生時代の年末年始といえば.. !  近所の幼なじみと徹夜で桃鉄やったりしてたのが懐かしいです。

小学6年制の頃に、RPGツクールにRubyスクリプトを追加して、オリジナルゲームを作って遊んでました。

大学受験や、他の趣味が多くなった16歳以降は全くゲームはやっておらず、Labitを創業して3年くらいは、IT業界のミートアップやカンファレンスで、ゲーム会社の創業者や、役員の方と飲んだりする機会が多くなって、株式市場も面白いので、流行りそうなゲームはチュートリアルちょっとやるような感じにしてます。

昨年10月時点で買いまくったミクシィ株のように、流行りそうなゲームを予想して市場の銘柄選びするのは、個人的な遊びになってます。

モンハンは、最初の1時間で激しく抵抗感を感じた。

去年、モンハン童貞を卒業したわけですが初見プレイ時は、「最近のゲームはこんなに複雑なのか… 素材アイテムとか多すぎワロタ」と、激しい抵抗を感じました。

モンハンを構成している要素は、かなり端折って言うと、アクション性 ☓ 装備に関する知識・洞察、だと思います。そこに協力プレイのゲーム性が加わる感じ。僕はその部分で、魅力的である一方で多すぎて意味がわからない素材やアイテムなど「大量の選択肢」が、最初に抱いた抵抗感の要因だったと思います。ゲームの情報を網羅する時間と労力を、別の知識にレバレッジかけたほうがいいんじゃないかと思うくらい、あの小さなゲームソフトのROMの中には、たくさんのデータが入ってるんです。

アクション系のプレイスキルに関しては「慣れ」なので、反射神経とか運動神経とか、思春期の頃に、どんなゲームをやってたかっていうのが少し影響するかもしれません。僕は、鬼武者はシリーズ通して隅々までプレイした思い出があるので、モンスターをザクザクする感じは好きでした。そういえば鬼武者もカプコンですね。日本のコンテンツ力すげぇ。

親しい友達と、飲みながら協力プレイした瞬間に、
一気に夢中になってしまった。

モンハンは、「あ、無理これ。俺は無理だよこれ!」と友達に言ってたんですが、「まあまあ、一緒に狩り行ったら分かるよ!」(魔法の言葉)と言われて、3人で飛んでいる昆虫・アルセルタスを狩りに行きました。

新米ハンターの僕は、見事に一人で3乙し(今では相当な笑い話)、2回目からは徐々にコツが分かり、乗りプレイの当たり判定やタイミングをマスターしたときには、自分が、「フロー状態」になっていることを感じました。

その後1ヶ月ほど、睡眠不足が続いたのは言うまでもありません… 「次に一緒にやる時までに、まともな装備作っとくわ」という感じで、心理的には リアルな友達と「娯楽」─ 楽しい時間を共有するために、それまで一人でソロプレイして練習したりアイテム集めたり準備するんですよね。前提として、遊びなんでロジックとかじゃないです。時間の浪費かもしれませんが、娯楽とはそういうものですよね(僕は経営者なので浪費し過ぎるとまずいですがw) 「最近のゲームは全然受け付けなかった僕が、5年ぶりくらいにゲームにハマったー!」と、当時のTwitterにポストした記憶があります。

でもモンハンシリーズは、やっぱり複雑で難しいゲームの部類だと思います。

そしてソシャゲ、─ 最近は僕は「フルネイティブリッチゲーム」と呼んでます ─ は、とりあえず抵抗しかありませんでした。まず、課金ガチャとか意味分からなかったし、合成とか進化とか、モンスター多すぎるし、攻略サイトを見ても、僕の少年時代とは全く違うような性質に。なんというか、最初からコアユーザーを対象にしたゲームのデータベースサイト的な。ほとんどWiki系ですよね。ちょっと慣れたら、それでいいんだけどね。

恥ずかしながら、僕も元記事のブロガーさんと同様、ずっとパズドラは3つ繋げて遊ぶゲームだと思ってました。これでも僕は一応、毎日Webアプリのプログラミングをしているのですが…

今回の議論は、ゲーム開発者にとっても有益だと思う

ITmediaのねとらぼまで記事になった一連のブログを通した議論ですが、ゲーム開発者にとっては非常に有益なものだと思います。

ゲームには臨界点、転換点のようなものがあると思います。心理学的にも、非常に難しい部分です。そもそもゲームは、プレイヤーが別人格になって投影しているようなものなので、どこかのタイミングで、もやもやした部分が「点と点がつながり、すっきりする」、腹落ちする感じに出会います。でもそれまでは、もはや苦痛かもしれません。

モンハンは、たぶん親しい友人と時々一緒に 協力プレイする体験が、ソロプレイを進める上での強い動機になります。20代のモンハンの発展的な遊び方として、飲み放題の居酒屋の個室で、みんなで酔っ払った状態で、強いモンスター狩りに行くぞ!みたいな遊びもあったりします。異質ですが楽しいですね。これは小学生時代に味わった、年末年始の桃鉄に似たものを感じます。

iOS/Androidが主流になった今、GREEやmobageなど従来の「知らない人とハンドルネームで交流する」SNS連動型のプラットフォーム型のサービスモデルは崩壊し、今は現実コミュニティを意識した「協力プレイ」、「オンラインのリアルタイムアドホックプレイ」がホットトピックで主流になっています。ソロで遊ぶ人は、なかなかその手のゲームは最初から対象外にしたほうが良いのでは、と思います。

パズドラと同時に語られやすい、協力プレイで有名なモンストは、
きっと現代の中高校生、授業中にこっそりクラスメイトと机の下でプレイしていると思います。

そういえば来年、 iOS/Androidでモンハン最新作が出るんですが、セールスランキングでパズドラ・モンストに並ぶ可能性が十分あるので、カプコン銘柄の仕込みは検討に値すると思います。僕はMH4にハマった瞬間に買いを入れ、今年の株主総会にも参加してきました。

ソロプレイでも楽しめるポコダン

記事タイトルに紹介している、グレンジさんが出しているポコダンですが、なかなかおもしろいゲームだと思います。実際に、ゲームの広報の方とお会いして何度か意見交換の機会をいただいたことがありますが、ランキングの上位にはいないけど、非常に面白くてポテンシャルあるゲームだと思います。

Youtubeにあげられている動画を見てもらえると、なんとなくわかると思います。

ポコダンは、あくまで1人のユーザーの想像ですが、ゲーム性としては

  • フルネイティブリッチゲームの基本モデルになった「パズドラ」を10%意識し、
  • モンハンの「素材集め、装備強化」「協力プレイ」の仕組みを20%意識し、
  • モンスターも連れて行って召喚させるという「FF」「DQM」を10%意識し、
  • モンストのような画面全体をタッチして遊ぶ(ポチポチゲームではない)+「運要素」などを10%意識し、
  • 残りの50%はオリジナリティのゲーム性で、ユーザーの反応を見ながら改善を進める

といった感じだと思います。これだけ見るとごちゃ混ぜで複雑に思えますが、絶妙なバランスです。
他のゲームのコアユーザーを取り込みやすくした上で、
新規のライトユーザー層にアプローチする上手な設計になっていると思います

ソロプレイで(イベントクエストの上位以外)をまったり進める分には、
抵抗感は非常に少ないです。基本操作は、同じ色をなぞっていくのですが、そのときの効果音は楽しいです。

ポコダンは夏に出たばかりのゲームで面白いので、パズドラ・モンストに抵抗がある人は一度プレイしてみてください。
とはいえ属性の存在、強化や進化といった、フルネイティブリッチゲームの基本要素はあるので、
なんだかんだ抵抗ある人は、やっぱりこの手のゲームは難しいんじゃないかなと思います。

ビジネス的に考えてみると、ポコダンは非常にポテンシャルを秘めているものの、
舵取り次第では、「たくさん(世界1,000万人以上)のライトユーザーが遊んで、一部が浅く課金する」という正攻法か、
「限られたコアユーザー同士で競い合って重課金させる」になるのか、見守りたいと思います。
今後、モンストやパズドラを経済的な成功事例を意識しすぎて、ゲームがより複雑なものになっていく可能性は高いです。
もしこの記事を関係者の方が見ていたら、プレイヤーの要望として、以下のことを伝えたいです。

  • 完成度はすでに十分に高いので、コミュニティが盛んになるように、ユーザー増加のCMなど広告投下を期待したいです。
  • 全ユーザーが十分に強いモンスターを少なくとも1体、ガチャではなく通常プレイで入手できるようにしてほしいです。
  • それはポケモンでいうと四天王まで一緒に旅した最初の3匹のように、(ザコキャラではなく)「愛着」が沸くものであってほしいです。
  • 収益モデルを課金ガチャに依存せず、長く遊べるゲームを目指して欲しいです。
  • 音楽(BGM)に、かなり力を入れて欲しいです。ゲーム音楽はすごく重要です。
  • ガチャで進化後モンスター出すのは、すぐにやめて欲しいです。(ゲーム辞めたくなります)
  • ドロップ率、強化成功率などが低すぎてテンポが遅く、辞めたくなるときがあります。
  • 「モンスターの強化・進化」「装備の強化・進化」と今でも十分に複雑なので、コアとなる部分でシンプルさを追求して欲しいです。
  • 同じ色をなぞるというゲーム性は面白いのに、強化・進化などで抵抗感じる人はかなり多いです。
  • 海外でヒットする可能性があると思います。
  • グループ(CAさん)全体の企業価値は高まる可能性があるかもしれません。(これは末端株主としての要望です…笑)

いろいろ考えてて、昔夢中でゲームプログラミングやってた頃を思い出して、
僕もUnityでゲーム作ってみたくなりました。しかし20人くらいでこの手のゲームの最初のバージョンが
作れる今の時代は凄いと思うと同時に、スマホゲームは「継続運営」の重要性がかなり高いので、体力がないと本当に参入障壁が高いですね。

僕はゲーム自体というよりも、市場のほうに興味が移ってしまったので、
しばらくは任天堂の動きと、ソフトバンクが次にどこを買収するのか楽しみです。

20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話

grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話

Labit Inc. の第三四半期が始まる2014年10月1日付で、同社の代表取締役CEOに復職しました。

2011年に創業した株式会社Labitは、新規事業の立ち上げとぶっ壊しの繰り返しや、創業時にこしらえた「すごい時間割」(実名での登録学生が二十数万人、クラウドにある大学の講義情報110万件) を今年度リクルートグループへ事業譲渡し、紆余曲折もありながらも拡大しています。スタートアップ=零細企業では、温かい時期も寒い時期も、いろんな閉塞感を耐えぬき次のチャンスを探し続けるための忍耐力が、すごく大事です。今年度はようやく、創業以来初めてのP/L上でも最終利益が出せる見込みです。ビッグアイデアの実現と、地に足ついた事業の拡大再生産の両面から、日本のスタートアップの一社として、新体制にて頑張っていきます。

今回のCEOへの就任と同時に、本社機能のオフィス移転を行いました。オフィス探しには、”移転のサイクルが早くて、居抜きなどのニーズが高い”、ベンチャー・スタートアップに特化している仲介業者のクリアビジョンの菊池さんに、前回に引き続き、お世話になりました(菊池さんは立ち上げ初期のスタートアップ業界内の口コミでは、超有名です)。もしオフィス探しをしている起業準備中の方などは、ぜひ菊池さんに「Labitの記事をみた」と言ってコンタクトすると、親身に相談に乗ってもらえると思います。代表への就任が決まってから、2週間くらいで次の拠点を決めて、契約書の締結も、入居日の前日みたいなスピード感でした。

grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話

東京都渋谷区桜丘町 4-14  R-SAKURAGAOKA  11F (受付) / 12F

Labit社の10月からの本店所在地は、今のオフィスと同じ渋谷区桜丘町にある、築浅オフィスビルの11F・12F(最上階)です。建物の1Fにはセブンイレブンがあるので分かりやすく便利で、渋谷駅西口から徒歩7分ほど。2面採光の大きな窓からは、六本木ヒルズ / 東京タワー / 渋谷ヒカリエ が見えます。

徒歩1〜2分圏内の近所には、SmartNewsさんのオフィスや、GoodPatchさんのオフィスがあります。渋谷桜丘、いいっすよ!

今回は社員が増えたことにより、現在のオフィスも残して併用しながらの「ヘッドクォーター」としての機能を目的としているので、31坪(フリーアドレス&固定席で合計30席程度)と、それほど広いわけではありません。ですが、ようやく4年目にして、シェアオフィスを転々としたり、 “◯◯号室”といった、マンションSOHO型オフィスから卒業できました。(にも関わらず、初期費用は前回のオフィスよりも安く抑えられたので、すぐに意思決定できました。)

2フロアありますが、下の11Fのフロアには20名規模のオープンスペース(全てフリーアドレス席で、電源とLightningケーブル完備・高速Wi-Fiを飛ばし、アルバイト含めて全社員が利用可能)を用意する予定です。ライトニングトークや勉強会などのイベントを、渋谷を中心とするテック界隈の方々と一緒に、何かできる場所にしたいと思っています。今週は、これまでの人生で感じてきたインスピレーションを紡ぎ合わせながら、新たなコンセプトで始める企業を象徴できるように、空間デザインにチャレンジしています。

grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話

僕の Pinterest (@mocchicc) には、最近やたらと世界中のワークスペースやオフィスの写真をピンしまくっているので、やってる方がいれば、もしよければフォローしてください! 内装工事を終えたら、新しいLabitのビジョンや行動規範などを定めたクリエイティブに合わせて、10月下旬までにはWebサイトに公開したいと思います。

★ スタートアップの恒例ですが、Amazonのほしい物リスト を作ったので、Labitをご支援いただける方がいれば、宜しくお願いいたします。全自動エスプレッソマシンが一番ほしいですw(まだ何もお返しはできない立場ですが、僕のブログやTwitter・Facebookでは御礼を書かせていただきます)
あっ、スタンドフラワーとかも、一度もらってみたい.. (/ω・\)チラッ

1ヶ月ほど前に、コロプラ社にお邪魔して、慶應大学SFCの卒業生でもある副社長の千葉さんと意見交換の機会を頂きましたが、業績順調なコロプラ社も 2500坪(!!) のオフィスに移転・増床されたと聞いて、とっても素敵な場所になっていました。

社内に帆船?コロプラの新オフィスに行ってきた – 週アスPLUS
なぜコロプラは新入社員に家具を作らせたのか? (1/3) – 誠 Biz.ID

現在進めているLabitの空間デザインは、HITOBA DESIGN を経て、独立されたばかりの山口さんという方と一緒に進めています。山口さんは、みどり荘という代官山・青葉台にある、あのジャングルのような明らかにヤバそうな家(以前近くにオフィスがあったとき、「あの廃墟は一体何なんだ!」 と思っていましたが、実際に人が住んでいました)の中に、デザイン事務所を構えられています。社員と一緒に作るオフィス、というのが大事にしている思想らしいです。

どんなものが出来上がるか、とても楽しみです。

grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話

みどり荘。

スタートアップの創業CEOが、代表職を辞任するとき

花屋やカフェ、アパレル分野のブティックとは違って、テクノロジーを武器に少人数で大きな影響力のある事業を目指す集団のことを、一般的にスタートアップと、お洒落に呼びます。世界中で次々と誕生しているすべての企業には、それぞれ独自の創業エピソードがあり、そして歴史が残っていきます。Labitが2013年7月に発表した、僕自身の代表取締役からの交代人事には、株主の方やお付き合いのあるメディアの方などにもご心配おかけしましたが、振り返ってみると、全て前進するためのポジティブな意思決定だったと思います。

僕は多分、あまり器用ではない(いや、すごく器用ではないと思う)ので、実は自分が知らないうちに重い鎖を一つずつ繋いでいたことに、後から気づいたりもします。普段から、小さなPDCAサイクルを回して手応えを感じつつ、24時間365日 張り巡らせているアンテナで、自分の得意領域が来たら一気にチャンスを掴みにいく、といったスタイルかもしれません。仮説です。これまでの1年2ヶ月間は、代表職を共同創業者の西尾(彼とは10年前からの、腐れ縁の兄弟のような関係です)にお願いして、比較的自由に動ける時間をもらって(ありがとう)、思考が柔軟になり世界観も広がりました。具体的には、いつも読んでいる本とは違う種類の本をたくさん読んだり、九州の実家や南半球で深呼吸できるくらいの長い休みをもらったり、夢中になってキーボードを叩いていた13歳の頃を思い出しながら、自分のやりたいことを実現するための武器としての技術の勉強を進めたり、シリコンバレーやアジアを訪問する機会を作ることができました。また組織のナンバー2的なポジションで何をやるべきか考えたときに、アルバイトなど入ってきたばかりのメンバーのひとりずつと時間をかけて話したり、組織における「人事」について、深く洞察する機会を得ることができました。

今後は期間の定めなしで Labit社 の founder&CEO として仕事をしますが、やっぱりね、みんなが話題にしてくれるような存在になりたいなぁ、と、本音では思っているんですよね。良いモノこしらえて、たくさん求人の問い合わせが来るような会社にしたいな、と。別にメディアに出たいんじゃなくて、自然なかたちで、まず周囲の人たちがストーリーを語ってくれることで、サービスや企業のブランドは作られていくのかなぁと。徐々に実績を作りつつ、多くの人が長く自然に使ってくれるような次のヒットサービスの立ち上げを目指しながら、3年前よりも、少しは上手に出来るようになった会社経営においても、ゼロベースで戦略を引き直しているところです。会社が持っている機能(事業計画・商品開発・営業・広報・マーケティング・財務の戦略などなど)じっくり考えて実行しながら、地に足ついた事業領域でもしっかりと売上を出して、あたりまえだけど、拡大再生産を図っていきます。

grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話

新オフィスを増床後も、併用している2013年1月〜のLabitのオフィス

先に控えているプレスリリースの内容から一部小出しにしますが、今後のLabitにある明らかな思想は「ユーザーファースト」ではなく「ファーストユーザー」です。自分が使わないサービスのプロジェクトには関わってはいけない(グランドルール)と、新しい行動指針の草案を、いま作っています。アーティストだったら自分の表現したものを自分が誰よりも味わって楽しむように。市場や時勢といったマーケットアウト思考大事だけど、誰もわくわくしない中途半端に利益を生んでいる中小企業になりたくはないので、やっぱり社員からどんどん新しい発明が生まれる組織にしたいと思っています。

僕は16歳と20歳で起業しているため、就職してフルタイムで雇用される側の経験はありません。法人の経営者を4年間ほど勤めていて、従業員・卒業したメンバー・アルバイトも含め、おそらく50名近くと接してきた中で、やはり「創業者や、CEOの圧倒的なリーダーシップ、社内外に対する発信力・影響力」「永続する企業の仕組み作り (ソフトの面を含め)」ということの重要性を、以前よりも増して痛感しています。僕はもう23歳になりましたが、少なくとも東京オリンピック開催の2020年(ちょうど29歳で、自分の半生に決着をつけたい年齢です)まで、残り6年5ヶ月間のすべてを、この Labit社 の成長のために捧げる覚悟でいます。たとえ今後、うちの数多くのプロジェクトが試行錯誤のすえに失敗や撤退したとしても(そんなプレスリリースが出ても、生ぬるく見守っていただき、笑って忘れてください!)僕はたぶん、いつでも諦めてなんかいなくて、次のプロジェクトにワクワクしながら取り掛かっていると思います。Labit は lab + bit が、社名の由来です。根底にあるIdentityや、目指している企業の姿(ビジョン)は、ビットの世界のラボとして世界に歴史的影響を与えていくことなので、未来を見せられるワクワクするものが何年も出せない状態になったときには、会社は解散されるのかなと思います。そうならんように、頑張ります。

日本のスタートアップ界隈では不思議なことに「企業が広報(プレスリリースを出したり)をしていないと、あまりうまくいっていない」と思われがちのようです。必ずしもそうではないと、僕は思います。他の多くにも当てはまりますが、起業プロセスには必ず「波」があります。深く深く潜って、新規事業の調査・研究開発をしたり、チームビルディングに時間をかけたり(延々と続くメンバー同士のやり取りも、そのときは株主に無駄な時間だと戒められますが、振り返ってみると経営陣の成長にとって大切なプロセスだったと気づく瞬間があります。)また財務基盤を固めているときには、表には出ないといったこともよくあります。以前、ブロガーの方に資本回収不能みたいなことを書かれたときに社内では笑い話になっていましたが、僕は12歳のときに経営者として生きていくことを志した瞬間から現在に至るまでの11年間かけて、長期的な視野をもつ思考回路を、頭の中に作っています。僕の周囲にも、特にプレスリリースを出さなくても順調に事業を拡大させている同世代の起業家の友達が、数多くいます。ホントは2年でうまくやりたかったけど、けっこう難しいことでした。

ちょうど、ピーター・ティールの新刊「ZERO to ONE」を読み終わりましたが、単なるエピソード本ではなく考察が豊富で、良書でした。やはり投資家から資金調達して起業家と名乗っている以上(別にカフェの店長やオーナーならいいんですが)、会社組織の経営は、10年サイクルで考えていくべきだと思いました。でも20歳のときは、人生の”半分”に相当する10年という計画は、妄想でも困難でした。形だけでも作るべきと言われても、腹落ちしない長期ビジョンは、曖昧な言葉でしか人には語れないものです。

grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話
『ZERO to ONE – 君はゼロから何を生み出せるか』
[著] ピーター・ティール(Paypal 共同創業者 / 投資家 )2014/9/25

同世代の友人が立ち上げた mery が、設立1年半で
DeNAに数十億円で買収された。

Labitのプレスリリースと同じ10月1日に、DeNAが50億円でキュレーションメディア2社を買収していました。そのうち1社のmeryは、2013年3月頃に「今こんなの作ってんだよねー」と、学生時代からの友人の中川綾太郎(あやたん)と話していて、渋谷センター街の鍋ぞうでしゃぶしゃぶ食べながら「あと200万円くらいしか無くて、来月キャッシュアウトしてやべーんだよね〜」とか会話していました。それが1年前の出来事で、20億とか30億円で買収されちゃったので、驚きますね、うん。あやたんとは学生時代(僕は今も大学4年生ですが)からの付き合いで、変なやつですが超イケてる起業家です。最初の頃は「社外取締役に入れてほしい。1億PV一緒に作るの手伝うよ!」と半分冗談・半分本気で言ってみたこともありますが、彼は一人で成し遂げてしまったので、本当にすごいと思います。尊敬します。おめでとう!

「スタートアップのホットスポット」と「ヘルシーな嫉妬」

Labitにも投資してもらっている、DeNAの共同創業者である川田尚吾さんと話をすると、よく「スタートアップのホットスポット」というお話を聞きます。20代の若手の集まりで、誰かが頭一つ飛び抜けたときに、起業家の間では「ヘルシーな嫉妬」が発動し、一気に若手スタートアップ界隈の中で、競争とはまた違った背比べのような良い循環がスタートする、と。綾太郎さんがその火蓋を切るとは、たぶん誰も予想してなかったのですが、本当に僕たちも励みになる、嬉しいニュースでした。

2013年3月、Labitと僕がフジテレビ「NEWS JAPAN」の密着取材を受けたときに、ディレクターさんから「似たような若手起業家が、自宅で飲みながら会話している様子を撮りたい」という要望があったので、そこで僕の自宅に集めたのが、以下のメンバーでした(敬称略)

mery 中川綾太郎
Wondershake 鈴木 仁士
SIROK 飯塚 勇太
Trippiece 石田 言行

このメンバーは、1社を続けるビジョナリー型かM&Aも含めたシリアルアントレプレナー型か、スタイルはそれぞれ違うかもしれませんが、いずれにせよ20代のうちに全員なんらかの形で成功すると、僕は確信しています。「起業家は群れるのが好きだ」と色々と揶揄されることもありますが、情報交換の機会や、日常業務に忙殺される中で、周囲の状況をみていい感じにお互いの意識を高め合うことは、当事者にとっては大事なライフワークです。このメンバーはみんな、実るほど頭を垂れる稲穂かな、という人たち。取材がきっかけで集まったこのメンバーでスタートし、若手渋谷会と名前をつけて不定期で飲んでますが、前回はゲストにサイバーエージェントの藤田社長を招いたり、定期的に目線合わせを行うような良い集まりになっています。

リクルートグループへの事業譲渡について

Labitでは今年4月、創業のきっかけになった学生領域事業をリクルートグループへの事業譲渡を発表しました。Labitはもともと、2012年10月の投資ラウンドで、RSP (リクルートストラテジックパートナーズ)(旧RIP)より約5,000万円ほどの第三者割当増資を行っています。上場直前のリクルートということもあって、先方の法務部の方と契約書の詰めていく作業は、スタートアップの少ないリソースでは時間のかかるプロセスでしたが、弁護士の猪木さんにも協力いただき、また西尾の献身的な努力によって、譲渡手続きも完了しました。譲渡後のサービス運営においても、以前から付き合いがあった方々が不思議な縁で関わることになり、ユーザー数も増えている様子で、先の  iOS 8 のApp Storeの検索ランキングでは24時間以上、日本市場で1位になっていました。

契約上、経済条件などは公表できませんが、プロダクトの製造原価に計上していた資産価値の何倍かは上回っていて、事業単体のExitとしても次のステップに進むため意思決定になりました。何よりも、サービス自体の設計思想だったり、使っていただいている利用者のことを考えたときに、きちんと基盤の整ったところで運営されることが大切だと思いました。M&Aのデューデリジェンスではお付き合いのある複数社と意見交換をさせていただいて、貴重なお時間を割いていただき、本当に感謝しています。リクルートの皆さんをはじめ、ご縁があった方々に対して、何か恩返しができるような規模感を目指さないといけないと、心に刻みました。

シリコンバレーとシンガポール・インドネシアに行ったこと

2013年8月のサンフランシスコ・シリコンバレーのベイエリア地域への訪問では、社員の方に Apple Inc. 、Google Campus に招いていただいて一緒にランチできたほか、CyberAgent America、Oracle、現地のミドルステージ向けのファンド数社、Twiter社と同じビルにある大規模なコワーキングオフィス、スタンフォード大学(d.school)、UC Berkeleyなどを見てきました。Menlo Parkに住んでいる友人の Shu Uesugi くんの家に2日間ほど泊めてもらい、Steve Jobsの自宅周辺や、Menlo Park・Palo Altoにあるカフェなども案内してもらいました。何より、在サンフランシスコ日本大使館の方々にお世話になって、ほとんどアポ無し状態でiPhoneと身体一つで渡米したにも関わらず、多くの出会いをコーディネートしていただきました。旅の道中に出会った皆さんに、感謝しています。

先月9月には、インドネシア・シンガポールを訪問してきました。インドネシアの人口は約2億人、スマホの普及率はまだ3割未満で、今後の数年間で経済成長率は日本を大きく上回って市場規模に圧倒的な影響力を持つと肌で感じてきました。シンガポールはとっても小さな国ですが、皆さんが言っていたように、アジア諸国の最強のハブとしての魅力を感じました。まるで、沖縄本島から海を挟んで離島を見るような感覚で、シンガポールでは遠くにインドネシアやマレーシアが見えたりするのです。とても新鮮な体験でした。

grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話

「マリーナ・ベイ・サンズ」を見下ろすシンガポール最高層ビルの屋上から撮影。
PHOTO: SONY RX100 M3

シンガポールでは、東大法学部を出て日本銀行に入社したのに半年くらいで辞めて同国に移住し、起業準備しながら国際協力銀行で働いている親友の Hiroki Sugihara と、シンガポール最高層ビル屋上のバーで、十五夜の月が照らす中、お互いの将来や世界経済について語り合って濃密な時間を過ごしました。彼とは今は別の仕事をしていますが、いつかお互いが出来ることが増えたとき、何か一緒にプロジェクトをするんだろうなと、直感しています。

2014年末、 “7” と “8” に関するサービスを発表します

grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話  grey 20歳で起業したスタートアップの代表取締役を辞めて、1年2ヶ月後にCEOに復帰した話

「まだコードも書き始めてないのに言うなよ」とパートナーの西尾からは怒られそうですが、小出しならいいんじゃない?ということで最後に紹介しておくと、Labitで現在進めている複数のプロジェクトのうち、「7と8」に関するサービスが2014年末か、遅くとも2015年初期には出る見込みです。7と8、それぞれのサービスはまったく違うもので、異なる設計思想です。次に6が出るのか? と聞かれると、返事には困りますが、聞かれるまでには考えておきます。参入領域はまだ非公開ですが、流行っているにも関わらず、僕自身がエンドユーザーとしてはまだ満足できていないことを中心に、モデルの設計やバックログを作っています。

Labitでは現在、役員および社員6名とアルバイト約15名近くが、常に稼働しています。クラウドソーシングサービスでも、数十人以上の方と一緒にプロジェクトを進めてきました。今回、10月1日のヘッドクォーターのオフィスを増床したことと同時に(これまでのオフィスも支店として残してあります)、新たに複数のプロジェクトを考えています。オフィスの床が張り終わったら、明日あたりにでも新規にRepositoryを作って、まず3名のチームでキックオフ。最初は3人でプロトタイプの開発を始めてますが、12月上旬の京都のIVSまでには公開できたらいいな、みたいなスケジュール感で考えています。詳しくはまた別の記事で、触れたいと思います。

現在、既存にあって伸ばしつつある事業のチームと、このたび10月より僕がプロダクトオーナーとして立ち上げる新規プロジェクトにおいて、それぞれフルタイムのキャリア採用、大学生アルバイト採用を行っています。フルタイムは主に、エンジニア (RoRの経験が2年程度以上あり、アジャイルプロセスにおけるチーム開発ができる方) と、編集者 (ライフスタイル誌、Webメディアのライター/編集経験など) の2つの職種を募集しています。週3〜の大学生のアルバイト採用もやっているので、興味がある方は Labitの求人情報 ( http://labit.com/recruit )をご覧ください。このブログ記事をみた方は直接、mocchicc@ の個人のGmailアカウントに、フォーマットフリーでメールいただいても結構です。

お世話になっている方に、代表就任と本店移転についてのご挨拶のメール、手紙などをお送りし始めていますが、全ての方に個別ににご連絡ができないのが申し訳なく思います。関係者の皆さんをはじめ、ブログ読者の皆さんにも日頃から応援いただいて感謝申し上げます。

今後も、よろしくお願いします!

(最近、ブログ身辺日記を全然かけていなかったので、がんばって、書きます。)

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