もっちブログ

鶴田浩之の個人ブログ | since 2005

Category: 旅/一人旅 (page 3 of 10)

八ヶ岳(赤岳・横岳・硫黄岳)三連峰縦走レポート(2012年8月7日、8日)

[PR] アウトドアグッズなら、A&F オンラインストア

休暇を使って、夏の八ヶ岳に登ってきました。
赤岳(2899m)頂上山荘に宿泊する1泊2日、赤岳→横岳→硫黄岳の三連峰縦走コースです。

行者小屋から赤岳山頂を目指す文三郎尾根ルートでは、
まさかの急な雷雨・豪雨に見舞われて、一時身動きが取れなくなる場面も。
なんとか無事に登頂でき、予定通りの三連峰縦走を達成できました。

悩み多き時は山に行け!という編集者の桜井さんからの一声で始まった企画。

「本当に、新しい自分に出会えた」と興奮した様子で語ってくれたので、誘ってよかったです。
登山は人生のようで、時として自分を大きく成長させ、変えてくれますね。

最初の2時間は、森のなかを沢沿いに歩きます。

森林限界を超えて、山頂に続く文三郎尾根ルート。急斜面、鎖場が続きます。
残念ながらガスで景色は見えず、雨も降りだして滑りやすく大変危険でした。

足がすくむような場所もあり、ちょっとしたクライミングの技術が必要な箇所もあります。
2月にニュージーランドのクライミングジムでちょっとだけ鍛えておいてよかったです。

赤岳(2899m)山頂からの景色。雷雨が嘘のように、夕方は晴れ間もありました。

赤岳山頂山荘にお世話になりました。

夕食。17:00です。美味かった。

山小屋で出会ったTune TakeさんとMakotoさん。山頂ワインは最高でした。

赤岳山頂からの星空。20:00に消灯・就寝なので、19:45頃の撮影です。
もっと深夜に撮影したかったけど、残念ながらガスで覆われ、星空が見えたのはこのタイミングのみ。

佐久の街並みを望む。

今回のスケジュール

● 2012年8月6日(月) 曇りのち雷雨、時々晴れ

6:00 二子玉川発(中央自動車道、諏訪南IC)

9:00 美濃戸口着
10:00 美濃戸口発
(南沢ルート 2時間10分)
12:10 行者小屋 ランチ休憩
(文三郎尾根 2時間00分)
15:00 赤岳頂上山荘

【赤岳頂上山荘 泊】8500円/1泊2食付き
・18:00夕食、20:00就寝

● 2012年8月6日(月) 晴れのち曇り

4:00 起床
5:30 食事
6:50 出発
7:20 赤岳展望荘
8:30 横岳山頂
10:00 硫黄岳山荘 出発
10:30 硫黄岳山頂
12:00 赤岳鉱泉 ランチ休憩
14:30 下山(美濃戸口)

16:00 温泉で一休み
20:00 都内に帰宅
—-

持っていってよかったもの(ピックアップ)

レインジャケットや行動食などは山装備の前提として、
今回、山に持って行って活躍したものを紹介しておきます。

大容量スマートフォンバッテリー enecycle
Amazonで2,680円で買ったiPhone用のバッテリー(10000mAh、2口出力)が電源のない山で大活躍。2台のiPhoneを同時にフル充電し終わって、70%もバッテリーが残っている大容量さ。登山、フェス、旅行など電源が必要な場面で重宝します。これでエネループの半額の2680円とは安い。

「山と高原地図」のiPhoneアプリ版
必携の地図ですが、iPhoneアプリ版もよく出来ていて便利でした。移動中に手軽に確認できます。GPSで現在位置の確認もできて、素晴らしかったです。 ぜひ紙の地図にあわせて、併用をお薦めします。

まとめ

今回は雨の予報の中で、女の子しかも完全な初心者を連れての登山ということで、
登山計画はスケジュールや装備含めて、あらゆる面で慎重に行いました。

今回のコースは、夏山とはいえ足を滑らせると思いっきり滑落、怪我してしまう危険があるため、
声を掛けあいながらゆっくり登って行きました。

八ヶ岳は東京から移動含めて1泊2日で3連峰を登ることができるため、とても魅力的でした。
8月のハイシーズンですが、平日だったため山頂小屋の宿泊者は20人くらいと少なめ。

豪雨のときは、mont-bellのトレントフライヤージャケットが大活躍しました。
装備と、栄養管理の大切さを実感しています。

下界に降りて、東京の人ごみに戻ったときは、毎度のことながら強烈な違和感。
2日間は時間の流れもゆっくりと、頭がすっきりとして、研ぎ澄まされた感覚にありました。
人間は生き物として、本来あるべき場所はどこか?ということを考えさせられます。

帰りの車内では、「次はどこ行く?」っていう話で終始盛り上がり。
この2日間、皮肉にも一番つらかったのは帰宅中の中央自動車道の事故渋滞でした。

      

一度目の美しさ。ニュージーランドでの日々。

これ以上ページをめくることが、自分にはもったいないとさえ感じる本に、ときどき出会う。大好きなアーティストの新譜がリリースされたとき、聴き終えるのが惜しいがために、なかなか聴き始められないもどかしさを、ときどき感じることがある。

読んでしまったり、見終わってしまったり、体験し終わることへのある種の「淋しさ」が、出会いには常につきまとっていた。

子供のときは、特にそうだったように思える。ときどき連れて行ってもらった家族旅行は、田舎で生まれ育った僕にとってわくわくするものだったけど、出発の前から、すでに「帰ってきた自分」―言い換えれば、楽しみを消化し尽くしてしまった自分の姿が、脳裏にふっと浮かんでしまうのだ。そこには淋しさと期待感が入り混じったような複雑な感情があった。僕は、そういう子供だった。

そして歳を重ねるにつれて、そう思うことが、少しずつ減ってきた。

本も音楽も映画も、繰り返し見たり聴いたりできる。でも、作品や体験との出会いの瞬間は一度しかなく、脳裏に焼き付けようと、逃すまいと、そのときの一瞬一瞬を噛みしめようとする。回を重ねていくことで深みが増していくこともあれば、一度目しか感じられない美しさもこの世界にはある。

二度目ではなく一度目の出会いその瞬間を愛しく思いたくなるような、言葉や、音楽や、人がいる。

ニュージーランドに住む四角(よすみ)夫妻も、僕にとってそういう人だった。この記事は、ニュージーランドの北島に位置する、ある湖畔沿いの夫妻の自宅から ─ウッドデッキのチェアに腰掛け、暖かい日差しと、やわらかな風にあたりながら─ 書いている。

南半球は夏で、日本より4時間早く時が進む。到着した晩は、とても美しい夕焼けに歓迎された。これから2週間ほど、ニュージーランドに滞在する。2010年夏のインドの旅がそうであったように、また旅のことを少しずつ記録していこうと思う。ほとんどのことが、僕にとって人生で初めての出来事だろうから。

※ 上の写真はニュージーランド北島の街、Tauranga、Mt.Maunganuiの山頂からの景色。地球が丸いことが目でわかる。

【ニュージーランド航空公式】公式サイトなら最安価格保証

Older posts Newer posts

© 2024 もっちブログ

Theme by Anders NorenUp ↑