6/30、TEDxTokyoにご招待いただいて(小澤さんありがとうございます)参加してきました。

参加者はみんな終始リラックスした雰囲気(最前列には居心地のいいソファ席があるのですが、完全に寝っ転がって聴いている方も笑)で、ヒカリエホールの会場の演出やクオリティも素晴らしかったです。参加者の3分の1くらいは外国人。IT・ベンチャー投資系のイベントでは、参加者の層がほぼ固定されつつあるので、TEDのように科学者やアーティストやパフォーマーなど多様な方々が、国籍問わずに参加しているというのは、僕にとっては毎年楽しみにしている1日です。

6月30日は、様々なアイデアに触れて、インスピレーションを感じ、未来を少しだけみることができました。イベントが終わって渋谷ヒカリエを降りていくと、いつもの夕暮れの渋谷の街があることに違和感さえ覚えました。TEDとは、非日常ですね。

当日は最前列で聴いていましたが、印象的だったプレゼン・パフォーマンスを7つ紹介します。(ここにはほんの一部しか紹介できませんが、どれも素晴らしかったです!)

Tom Kelley – The Art and Science of Creativity –

イノベーションの伝道者、作家。『発想する会社!』『イノベーションの達人!』著者。

Yoshie Komuro – Life Balance –

ワーク・ライフバランス代表取締役、社会起業家。「長時間労働をやめる」という仮説を立て、
財政のアプローチ無しに社会問題を解決していくアイデアを披露しています。

Masashi Kawamura – Ideas Worth Making –

PARTY、クリエイティブ・コミュニケーター。SOURのミュージックビデオ「半月」や
日々の音色」などが取り上げられています。プレゼン聴いて川村さんのファンになりました。

Open Reel Ensemble – Musical performance

オープンリールデッキが奏でる古い磁気テープのアナログな音を、
コンピュータのデジタル・サンプリングと融合させたパフォーマンス。

Naomi Kawase – The value of movies

映画監督、カンヌ国際映画祭受賞者。
彼女の日本語でのプレゼンは、この日のどんなTEDトークよりも静かな余韻の残るものでした。

John Maeda – Design Culture –

アーティスト、コンピュータ科学者。元MIT教授。
教育の根幹として、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、数学、
それにアートを取り入れた「STEAM」運動を推進。

Shiro-A – Performance

会場でもネットでも話題をさらい、スタンディングオベーションとなった白Aは、
プロジェクションマッピングを使った最先端のパフォーマンスを披露。

新しいアイデアも湧いてきて、TEDxTokyo参加してよかったです。スタッフの皆さんお疲れ様でした。

トム・ケリー氏の『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』は高校生のときに読んで影響を受けた一冊です。名著だと思いますので、まだ読んだことない方はぜひ読んでみてください。