nature_trailer

映画『ネイチャー』を見てきました。3D版、最前列中央を指定。『アース』『ディープ・ブルー』で有名なイギリスのBBCが製作する最新作。3D作品での自然映像を収録した映画、世界初でしょうか。

人物は(最初と最後以外)一切登場せず、約100分間すべて自然の映像・動物たちの姿だけの映画です。役者が居ないため台詞はありませんが、映像を解説してくれるナレーターとして、滝川クリステルさんの声が登場します。

余談ですが、2ヶ月ほど前に横浜みなとみらいの万葉倶楽部のサウナの中にあるテレビで、たまたまBBC-EARTHの製作舞台裏のドキュメンタリー番組が放映されていて、『ネイチャー』の予告編なども流れていました。そのせいで、サウナからなかなか出られずにのぼせてしまいました。

こちらの映画ですが、自然・動物が好きな人は映画館でぜひ見たほうが良いと思います。飛び出すというより、奥行きのある映像作品です。タイムリープ撮影も多用されており、写真を撮る人間としても楽しめる作品でした。

「水」をテーマにした、4K3Dカメラの映像美

4K3Dカメラで撮影された『ネイチャー』は、(最前列で見ていると)本当に、アフリカの自然の中に自分が迷い込んだような気持ちにされてくれる映像美です。573日間にわたって撮影された動物・植物の姿、そして地球の姿。「どうやって撮影してんの?!」って思えるようなシーンが多数登場します。

『アース』のBBC EARTHが4K3Dカメラという最先端のカメラを使用し、地球上の人類がまだ見ぬ自然の美しさに迫るネイチャードキュメンタリー。“水”をテーマに、7つの領域に息づく動物や植物などを573日にわたって追った驚愕の映像が続々と登場する。監督は『ウォーキング with ダイナソー』のニール・ナイチンゲールとパトリック・モリス。

エンドロールの後に流れる「製作舞台裏」はもう一つの楽しみ

この映画は、エンドロール後に「製作舞台裏」いわゆるメイキング映像が4分30秒間ほど上映されます。僕も映像製作、写真を取っている人間なので、とても興味深く見ることができました。4K3Dカメラによる水中撮影、1日で夏と冬を繰り返すケニア山脈での過酷なロケ、マウンテンゴリラの家族との接近など、メイキング映像として楽しめました。

25年間、動物を撮影してきたプロデューサーが「最も壮大な瞬間」と言い放った。

先述したサウナで見たドキュメンタリー番組でも出演していた、『ネイチャー』の監督でプロデューサーのパトリック・モリス氏は、25年間も自然や動物たちを撮影してきた業界で最も知られる一人です。彼が、「人生で最も壮大な瞬間に巡りあった」というニュアンスの発言をしていたことが、とても印象的でした。

2.4トンの撮影機材、30回の調査遠征

撮影機材は2.4トン。30回にわたって調査遠征を行い、この作品が作られているそうです。BBCのスタッフ、尊敬します。

僕が一番好きなシーンは、ケニア山脈の、夏と冬を1日のなかで繰り返すシーン。そして、やはり、マウンテンゴリラの家族でしょうか。続きは、ぜひみなさん劇場で楽しんでみてください。その他の感想としては、子供の知育にも良い作品だと思いました。小学1年生になった甥っ子に、映画のギフト券をプレゼントしようと思います。

eiga

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映画『ネイチャー』公式サイト
http://nature-movie.jp/