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鶴田浩之の個人ブログ | since 2005

想像力と行動力の関係について思うこと


僕が何かを作りはじめたり、自分の意見を対外的に発言するようになったのは今から6年前の13歳のときで、それ以来ずっと僕の頭の中を支配し続けている、ただ一つのシンプルでごく当たり前の考え方があります。この一つの考え方が、良くも悪くも僕の人生の方向性を変えてしまった。それは、結局のところ「自分の頭で考えていることが、全てをつくりだしている」ということ。

自分の人生に起こることは、意識するしないに関わらず自分が選ぶ「考えの蓄積」の結果だという事は、普通に考えれば当たり前のことなんだけど、日々繰り返しの生活によって思考停止している状態だと、なかなか理解が難しいかもしれない。たとえば「自分には出来っこない」という消極的な考え方をしていては、時間の経過とともに自信のないネガティブな人間を作っていくのは当たり前じゃん、という類の話です。たとえ根拠の無い自信だとしても、「自分にはきっとできる」という考えのほうが、(少なくとも)物事の方向性がより良くなるのは誰でも分かると思うし、実際に心理学的研究においても結果が出ている。

つまり、自分をつくる外面的な情報、言葉や、行動や、習慣、自己表現、さらには周りの環境や人間関係さえも、元を辿ると自分の頭の中にあった小さな考え方であることが言えると思う。ある種の考えが人を作り、ある種の考えが人を動かし、ある種の考えが組織や社会をつくる。僕はそのことに13歳の時に気づいて、人生が突然楽しくなった。なぜなら考え方次第で、自分自身の未来などどうにでもなると思ったから。(それまでの僕の人生は病気や不登校などで、あまり楽しいものとは言えなかった)

他人や常識に支配される人生ではなくて、自分の人生の当事者になろう。
僕はそう、心に誓った。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

マザー・テレサ

それ以来、将来の自分が幸せになれるだろうか?ということよりも、思う存分「今の自分」で何が出来るだろうか、といった冒険的で、挑戦的な人生が始まりました。人の生命活動とは、過去にも未来にもなく、今この瞬間にあるのだから。

想像の蓄積 → 行動力

僕は、自分自身の経験を通して、あらゆる行動力の源にあるのは、想像力の蓄積だという仮説を立てました。真に行動力があり結果を出している人や、周りにどんどん人が集まってくるような人は、ただ情熱だけで動いているわけではなくて(情熱だけで動いている人は、大抵はしばらくするとどこか居なくなる)、常に考えることをやめず、学び続け、頭を使って想像力を働かせている。「どうすれば相手は喜ぶだろうか?」とか、「どうすればもっと良くなるだろうか?」とか、「今日は昨日と違うどういう生き方をしようか?」とか、常に疑問符を持ちながら、生きている。その日々の想像力の積み重ねが、ある程度の閾値(その閾値は、人それぞれだと思う)に達したとき、爆発的な行動力となって人を突き動かすエネルギーになる。それは、ふだん意識しているかしていないかは特に問題ではない。無意識にでも習慣的にアイデアを探し求めている人は結構たくさんいて、そういう考えを持った人たちは、常に世の中に新しい価値を投げかけている。僕はそう思っている。

自分自身の体験や、試行錯誤の中から導きだされた考え方の蓄積があって、それが行動力としてコンバートされているような人に会って話すと、僕はすごくエネルギーを感じる。

この記事を書くきっかけにもなった『原因と結果の法則』という本は、14歳頃に初めて読みましたが、とても示唆に富んだ1冊でした。

この記事は2011年2月4日に執筆されました。author: @mocchicc
「原因」と「結果」の法則
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3 Comments

  1. こんばんは

    想像力と行動力の関係性について述べられていて面白かったです。
    どちらか片一方だけではダメで、車の両輪のように共に回転させる必要がありますよね。

    その考えに13歳の時に至ったのは流石としか言いようがないです。笑
    僕も思考は絶対に止めず歩んでいきたいと思います。

  2. あなたの”考え”と”生き方”に感動しました。
    応援しています。
    一緒に新しい時代を創りましょう!

  3. これはまさにそうですねー思考は現実化する

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