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鶴田浩之の個人ブログ | since 2005

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【ラダック2010】ヌブラでの日々。フンダルの絶景

ヌブラでは、僕が滞在したスカンプックという小さな村と、前回の記事で書いたディスキットとの間に(その2つの村は車で30分ほどだ)フンダルという村がある。フンダルは、村の集落を少し外れると、数キロにわたる砂丘(砂漠?)がある。そこでは、ロバや牛やラクダたちが気ままに暮らしていた。

雨の影響か、あるいはずっと溜まっているものなのか、浅い水たまりが空や山の景色を写していた。空は晴天。ラダックに来て、一番美しいと思える絶景だった。

150ルピーでラクダに乗れるということで、Tenzinに薦められて乗ってみた。インドのラクダは大きくて迫力がある。3匹のラクダは行儀よく並び、晴天の中の砂丘を歩み行く。ラクダに乗っていると楽だなぁ、なんて思っていると、僕が乗ったラクダは他の2匹より生意気なやつらしく(つねに口をくちゃくちゃさせていた。まるで行儀の悪い若者のようだ)時おり僕を振り落とそうとした。人としてラクダから落とされてたまるものかと(落馬ならぬ、落ラクダ?)ラクダのこぶをつかんで抵抗。雄大な山に囲まれたフンダルの砂丘で、豊かな緑を遠目に、そして手が届きそうな真っ青な空の下、(ラクダのこぶを通して)ヌブラの大自然を手のひらで体感した。

2010年インド・ラダックの旅の記事一覧

【ラダック2010】ヌブラ、ディスキット・ゴンパを訪れる

レーから5時間、カルドン・ラ峠を超え、シャヨク川とヌブラ川の流域に広がる緑豊かなヌブラ谷、ディスキットという村に着く。この村では7月下旬に、デスキット・ゴンパに新しく建立された巨大な仏像の開眼法要のために、ダライラマ法王が訪れたばかりだった。見上げるほどの本当に巨大な仏像だった。でもそんな巨大仏像も、このヌブラ谷の自然の迫力に比べたら、小さなものかもしれない。

ゴンパの子供たちが、洗濯をしている。楽しそうに遊んでいた。

ここは7月、ダライラマ法王がディスキットを訪れた際に宿泊したという建物。

ゴツゴツした岩の道袖に、花が咲いていた。強く生きている。

ゴンパの僧がバイクで迫力ある登場。思わず笑ってしまった。

「何あれ!」僕らが声をあげる。「あれは、ディスキットゴンパのシンボルだよ。本当にビッグな山羊なんだ。」Tenzinが説明してくれる。

まるで、もののけ姫の世界のようだ。ヤギ?信じられない。牛か何かとのハイブリットなのだろうか。人ひとり分の高さとも思われる身長をもったその巨大な山羊は、低い声でうなり、こっちを見ていた。

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